バレエ・リュス、バレエ・スエドワと
永楽屋の出会い
それは、アートをふたたび花ひらかせる
アルティザンの愛
20世紀初頭、ヨーロッパをセンセーションの渦に巻きこみ
モダン・アート史に大きな変革をもたらした
セルジュ・ド・ディアギレフ主宰の「バレエ・リュス」と
ロルフ・ド・マレ主宰の「バレエ・スエドワ」。
ピカソ、シャネル、コクトー、ローランサン、藤田嗣治、伝説のダンサー・ニジンスキーなど
美術、ダンス、音楽、文学、ファッションの天才たちが集結し
総合舞台芸術の原点となった一大ムーブメントを
ぜひ、その肌で感じてください。
芸術家を集めバレエを総合芸術へ
Ballets Russes
Serge de Diaghilev
バレエ・リュス/セルジュ・ド・ディアギレフ
バレエ・リュスはロシア人貴族セルジュ・ド・ディアギレフ(注1)が創設したバレエ団。
バレエ団はオペラ・ハウスに所属するのが当然の時代に
ディアギレフ個人によって創設された世界初のプライベート、ツアリング・カンパニー。
フランス語でロシアのバレエ団という一般名詞「バレエ・リュス(Ballet(s) Russe(s))が1990年代まで
彼らのカンパニーの事をさした事からもその影響力の大きさがわかるだろう。
改革を受け継ぎ進化を続けた
Ballets Suédois
Rolf de Maré
バレエ・スエドワ/ロルフ・ド・マレ
スウェーデン貴族、ロルフ・ド・マレ(Rolf de Mare)が創設したバレエ団。
バレエ・リュスの影響を受けて結成された多くのカンパニーの中でも
ディアギレフが脅威と感じたほどの斬新な作品と、スウェーデンの大地主貴族でもあるマレの
潤沢な費用によって活動したカンパニー。
バレエ・リュスに倣う形で、名称も「スウェーデンのバレエ団」を意味する
普通名詞、バレエ・スエドワ(Ballets Suedois)をカンパニー名とした。